搬送機の老朽化でお困りでしたら、名古屋精工にお任せください!

搬送機は、製造ラインの中でも生産性を高めるために重要な装置です。しかし、長期間稼働することで機械部品の摩耗、破損、錆などが発生し、故障のリスクが高まります。
搬送機の故障は、製造ラインの停止を招くことになり、生産性の低下や出荷遅れに繋がることもあります。

2.老朽化が原因で引き起こされる問題

搬送機の老朽化に伴い、以下のような問題が生じることがあります。これらの問題が製品の生産に悪影響を及ぼすため、速やかに対策を講じることが重要です。

・故障頻度の増加
部品の摩耗や破損、欠損などが原因で、故障が繰り返し発生することがあります。その結果、メンテナンスや修理の回数が増える可能性があります。

・生産性の低下
搬送機の停止により、一時的に生産が止まります。また、メンテナンスや修理が頻繁に必要になると、1日あたりの生産量が減少します。

・品質低下
錆や塗装の剥がれなどが原因で異物が製品に混入し、品質が下がることがあります。この品質の低下はただ単に不良品の増加や歩留まりの低下だけでなく、お客様からのクレームや企業の信用問題を引き起こすなど、重大問題になる可能性があります。

・安全性の低下
正常に動作しない搬送機は、ケガなどの人的被害を引き起こすことがあります。また、異音が発生することで騒音問題も引き起こします。

 

3.搬送機が老朽化したときの対策方法

搬送機が老朽化した場合の、おもな対策方法を紹介します。

修理して直す

搬送機の部品に摩耗や破損がある場合、部品の交換、注油、清掃、組み直し等を行って修理します。故障部分のみの修理で済むため、比較的コストが抑えられます。

オーバーホールする

オーバーホールは、機械や設備の分解、清掃、修理、そして再組立てを指し、新品に近い状態に復元するものです。これは一般的なメンテナンスとは異なり、より深度のある改善作業になります。オーバーホールには時間がかかるため、機械の稼働停止が長引く可能性があります。しかし、機械の性能を現状に復帰させ、寿命を延ばすことができ、ランニングコストの削減効果が期待できます。

再製作

搬送機の老朽化が進んでいる場合、再製作する方法があります。機械を新しく作り直すことで、部品交換やメンテナンスだけでは対処できない問題に対処できます。ただし、部分的な修理ではないため、コストは高くなります。また、再製作する期間を要するため、生産への影響を最少にする対策の検討が必須になります。

4.搬送機を修理するときの注意点

・代替品があるかどうか
部品の確保が困難な場合があるため、代替品が利用できるか確認が必要です。搬送機には制御基板、モーター、センサーなどの部品が多く使用されており、故障時には交換が必要です。ただし、製造中止の製品や在庫切れ、また古い製品などで部品調達が難しい場合、代替品を用意する必要があります。

・代替品の仕様
類似の部品を調達する際には、仕様を十分に確認して機能するかを確認します。
例えば、形状が同じかどうか、他の部品との干渉が発生しないか、コネクタのピンアサインが同じかどうか、センサーであれば感度やばらつきなどの仕様がどうなっているかなどを確認します。

・修理後の再現性
修理後に正確な動作ができるかを検証します。機械部品に関しては、精度や位置決め調整、トルク調整などの設定が重要です。電装品については、I/Oチェックを慎重に実施します。

5.搬送機を再製作したときのメリット

修理やオーバーホールだけで故障を解決できない場合は再製作することとなります。搬送機を再製作するとコストはかかりますが、以下のようなメリットがあります。

・生産性の向上
搬送機を再製作をすることで、老朽化の原因による故障が減り、停止している時間が短くなります。
また、再製作によって自動化対応や搬送スピードの見直しにより、以前より生産性が向上し、1日当たりの生産量が増え、作業時間の削減も期待できます。

・設備寿命の延長
搬送機を再製作すると各部品の寿命が延び、設備をより長く使うことができます。

・メンテナンス性向上
搬送機を再製作する場合は、交換部品へのアクセスしやすさを改善することによって、メンテナンス性向上が可能になります。
他には、交換後の調整が不要、交換そのものが必要なくなるなど、搬送機を新しく製作するとさまざまな改善を盛り込むことが出来ます。

・作業性向上
搬送機の操作や制御がしやすくなるよう改善することで、作業効率がよくなります。その結果、作業時間を短縮することができます。

・保全強化
再製作により、故障が多かった箇所を見直すことができます。保全部品の改良や強化を行うことで故障の発生頻度が低くなり、メンテナンスのコストを削減できます。

・省スペース化
再製作により、搬送機を小型化できれば省スペースで設置できます。

6.搬送機の点検とメンテナンス方法

・作業前点検
搬送機の使用前には、日常的な点検が重要です。異常が見つかった場合は、速やかに修理を行います。
点検項目には、目視による部品の傷やひび割れの有無、ベルトやチェーンのテンションの確認などがあります。
さらに、スプロケット、軸受け、軸などの摩耗状況、モーターや減速機の異音や異臭の確認が必要です。電気部品については、電源ケーブルやスイッチの接続状況、センサーの動作確認が重要です。

・定期点検
毎日チェックする必要はありませんが、定期的なチェックとして搬送機の部品や構造体の状態を確認します。給油やグリス塗布など、メンテナンスを含めた点検も必要です。定期的なチェックの頻度は、搬送機の種類や運転時間によって異なりますが、月1回程度を目安にします。

・集計、分析
搬送機の各種センサー信号やトルクなどの特性値、走行距離などを集計して分析することによって故障しそうな箇所を事前にピックアップし、予防的なメンテナンスを行い、稼働停止を防ぐことができます。

・ドキュメントの保管
部品類の調達や、搬送機の再製作をスムーズに行うためにドキュメントをきちんと保管しておきます。例えば、ユーザーマニュアルや図面、回路図や部品表などです。

7.名古屋精工の実績紹介

ワーク印刷機

8.搬送機老朽化のことなら名古屋精工にお任せください

名古屋精工では、老朽化した搬送機の修理や再製作の依頼を受け付けています。交換用の部品が生産終了で購入できない場合でも、代替品の購入、設置を提案できます。
また、再製作をすることで搬送機システムとしての寿命延長、生産性向上に繋がる新しいシステムなど、お客様にとって最適な提案をさせていただきます。
搬送機の老朽化でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。