ワーク印刷機
ワーク印刷機とは
ワーク印刷機とは、主に工業製品や商業製品の印刷に使用される装置のことです。ワーク印刷機の種類は、印刷方式や用途によってさまざまです。
ワーク印刷機の用途としては、以下のようなものが挙げられます。
- パッケージ印刷:食品や飲料、化粧品などのパッケージに印刷を行う。
- 商業印刷:チラシやポスター、カタログなどの印刷を行う。
- 工業印刷:電子部品や自動車部品などの印刷を行う。
ワーク印刷機は、さまざまな業界で幅広く使用されています。具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 食品メーカー:食品のパッケージにロゴや商品名を印刷する
- 化粧品メーカー:化粧品のパッケージに色やデザインを印刷する。
- 自動車メーカー:自動車の部品に部品番号や製造情報を印刷する。
- 家電メーカー:家電製品の取扱説明書にイラストや図表を印刷する。
ワーク印刷機は、高品質で大量の印刷が必要な場合に適した印刷機です。
装置の概要・特徴
この装置は、搬送治具にセットされた円柱状ワーク(樹脂製、φ4mm×L10mm )の底面と側面に、スタンプ式印刷機で識別番号を転写し、最終工程でUV照射してインクを硬化定着させる装置です。
この装置には以下の特徴があります。
- 搬送治具により、ワークの位置合わせが容易で、安定した印刷が可能。
- スタンプ式印刷機の採用により、高精度で高品質な印刷が可能。
- UV照射により、インクの耐久性を向上させることができる。
これらの特徴により、高品質で高効率な印刷を実現する装置としてユーザー様から高い評価を頂いております。
お客様からの課題と要望
老朽化した印刷機の移載部ガタ付きにより、印刷時の印字ズレで文字欠けが発生し、不良品となる。作業者は人手で印字を拭取って再利用しているが、手間と時間がかかり、生産性低下や品質管理の課題となっている。
装置製造元が廃業し、資料や図面がないため、装置の保守や修理が困難となっている。また、装置には現在製造されていないシリンダや電装品が多く使用されており、故障や破損した際に生産遅延や稼働停止の恐れがある。
そのため、装置を一新し、最新の技術を搭載した装置にすることで、保守や修理の容易化、故障や破損のリスク低減、生産性向上を図りたい。
名古屋精工からの提案
弊社からは移載部ガタ付きによる印字ズレを解消し、繰返し精度を確保するために、くさび形のはめ込み機構と微調整できるロボシリンダの導入をご提案しました。
くさび形のはめ込み機構は、移載部と基台を正確に固定することでガタ付きを防止します。また、微調整できるロボシリンダは、移載部を微調整することで、印字位置を正確に保持します。
技術的ポイント
ユーザーの使いやすさを重視し、使い慣れた治具の転用とレイアウト変更の抑制、日常点検・消耗品交換の容易性を実現しました。
弊社からの一言
私たちは、お客様の用途やニーズをしっかりとヒアリングし、最適なワーク印刷機をご提案します。
ワーク印刷機をご検討中または現在のワーク印刷機でお困りの際はぜひ名古屋精工へご相談下さい。