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ガントリーローダー

素材を順番に加工機に供給搬送するローダー

ガントリーローダーとは

ガントリーローダーとは、部品加工ラインを自動化するワーク搬送装置です。
加工前の素材ワークを加工機へ搬送・投入し、加工後のワークを回収し次工程へ搬送する一連の動きを自動化することで、生産性の向上に貢献します。
加工機の頭上を走行する横軸とワーク投入と回収の縦2軸のシンプルな構造で、複数の加工機や洗浄機、検査機との組み合わせにも対応出来ます。

装置の概要・特徴

この装置は、素材のシャフトを直線状に配置した4台の旋盤と研削盤に順に投入、回収していき最後にストックしていく装置です。

この装置には以下の特徴があります。

  • X軸はラックピニオン駆動方式でZ軸はエアシリンダを使用しております。
  • θ軸にロータリアクチュエータを搭載しワーク反転を行います。
  • X軸は22.6m、装置の全長は24mあります。

お客様からの要望

  • 20mを超えるガントリーローダーを製作して欲しい
  • 製作から試運転調整まで名古屋精工の組立工場で対応して欲しい
  • 現地での据付工事も依頼したい

弊社のソリューション

  • 現在はレーザー墨出し器で基準となる目印を照射できるので、離れた場所のレベル調整は容易です。しかし、当時はまだ高価で一般的ではなく、光学式のトランシットしかありませんでした。トランシットは、20mを超えるX軸のレベル調整には使いにくいため、苦労しました。そこで、特殊な治具を製作して対応しました。
  • 運搬架台は弊社で製作し、据付完了まで責任を持って対応しました。

弊社からの一言

構想設計から据付・アフターサポートまで一貫対応が弊社の強みですが図面支給の案件にも喜んでお応え致します。
また、コンパクトな装置からご紹介したガントリーローダーの様な長尺搬送機も対応可能な自社工場を完備しております。
ガントリーローダーの導入をご検討の際はぜひ名古屋精工へご相談下さい。