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樹脂成型装置

装置概要

素材を金型にはさみ込み加熱しながらプレスして成型する装置。

ワークを成型するプレス機で上下の金型にシート状の原料を挟み、プレス部に挿入後一定の圧力と温度を掛けて設定した時間で圧縮成型する。

金型は種類が多数あるため、バーコードを用いて管理している。

原料情報 → 板状軟性樹脂
成型情報 → 圧力:指定圧力、温度/時間:任意で設定

お客様の課題とご要望

既存プレス機は金型1set分しか成型できないため生産数はプレス機台数と作業工数で補っていた。

台数で生産数を補うため設置スペースを要し、しかも作業者が介入することで成型後のバラ付きも生じるため、困っている。

同時に何setも成型できるようにしてほしい。

導入後の効果

プレス部を複数段式にしたことで設置スペースが小さくなり、複数set分同時に成型できることにしたことで作業者の介入も少なくなった。

また金型の出し入れを自動化・タイマー制御したことで時間短縮や成型後のバラ付きもなくなった。

複数段プレスを1つの油圧シリンダで加圧できるため、コスト低減に繋がった。

工夫したこと

金型の挟み込み防止は、多数箇所ある乗継部をローラーやコロの配置を考慮し流れをスムーズにした。