
樹脂部品組立検査治具
装置概要
- 製品概要:立方形の樹脂成型品、長さ250mm、幅150mm、高さ150mm
- 装置概要 :2つの樹脂部品の仮組後の組立と組立後の勘合良否確認をする装置。
お客様の課題
人手で行っている組立にて、複数個所あるはめ込み部分の勘合良否の見落としがあり、勘合不良のまま次工程に製品が流れるため困っている。
お客様の要望
勘合不良を解消し、勘合の良否確認もできる治具を考えてほしい。
技術的に工夫した事
勘合不良の解消は、押込み棒をはめ込み部分に押し当てる構造とした。製品の変形や力の分散を防ぐために、押込み棒は複数個所あるはめ込み部分に同時に接触する構造とした。
勘合の良否確認は、微量な誤差を検知する必要があり、フォトマイクロSWを用いた構造とした。
フォトマイクロSWで微量な誤差となる勘合不良を検知させるために比率式のリンク機構を用いた。
リンク機構の原位置確保には弾性力のあるバネなどを用いた機構が必要となるが、「Oリング」で代用したことで機構の単純化と省スペース化を実現できた。