ドラム缶反転装置
ドラム缶反転装置とは
ドラム缶を安全かつ効率的に持ち上げ、反転させて、内容物(粉体、液体、スラッジなど)を別の容器や設備に投入したり、空になったドラム缶を所定の位置に戻したりするための装置です。
重くて扱いにくいドラム缶の作業を自動化・省力化することで、作業効率の向上、作業員の負担軽減、そして何よりも安全性の確保に大きく貢献します。
ドラム缶反転装置を導入することで、以下のようなメリットがあります。
- 安全性向上
重いドラム缶の人力での反転作業は、腰痛や落下事故のリスクが高いですが、機械化することでこれらの危険を大幅に低減できます。特に、チェーン2本掛けなど、落下防止のための安全機構を備えた製品もあります。 - 作業効率の向上
手動で行うよりも迅速かつスムーズに反転作業が行えるため、作業時間が短縮され、生産性が向上します。 - 作業員の負担軽減
重労働から解放されることで、作業員の身体的負担が軽減され、疲労によるミスも減少します。 - 品質の安定
安定した動作で反転するため、内容物の飛散やこぼれを抑え、作業環境の清潔さを保ちやすくなります。 - コスト削減
長期的には、人件費の削減や事故による損失の回避、作業効率向上による生産性アップでコスト削減につながります。
ドラム缶反転装置は、ドラム缶を日常的に扱う現場において、安全性と効率性を高めるために不可欠な設備となっています。
お客様からの課題と要望
- 既存の反転装置を別の場所に移して使用することを考えているが、設置場所が狭くて反転装置の脚を納めることができず困っている。
- 設置場所に収まるように反転装置の脚を修正してほしい。
弊社が対応した事
- 既存の反転装置はカタログ商品で図面等はなかったため、現物採寸とスケッチをして図面化した。
- 装置全体を図面化せず、カットする部分のみ対応したことで設計コストを抑えた。
弊社からの一言
本件のような既存装置やカタログ商品に対して、スケッチからの改造や改修だけではなく、お客様のご要望に沿った専用反転装置も設計から対応できます。