樹脂材塗布機
塗布機とは
塗布機とは、表面に塗料やコーティングを均一に塗布するための機械です。素材や塗布材、そして塗布の目的によって、様々な種類が存在します。例えば、工業分野では、自動車や機械部品の塗装に特化した塗布機が使われます。
また、食品産業では食品の包装や加工に使用される特殊な塗布機もあります。さらに、医療分野では医療機器や医療用具の表面処理に用いられる塗布機があります。これらの塗布機は、素材の特性や塗布の精度、作業効率などに応じて設計されています。
装置概要
直径約1mmで長さ15mm~25mmの金属棒に部分的に樹脂材を塗布する装置です。
ボウル型とストレート型の2種類のパーツフィーダを使用して、ワークを1本ずつ切り出し、その後、インデックス上のコレットチャックにセットします。塗布ステーションにワークを送り、ワークを回転させながらディスペンサーで樹脂材を塗布します。次の工程では、熱風を利用して乾燥させ、最終的にコレットチャックからワークを外し、製品箱に集積します。
お客様からの課題と要望
既存の装置が老朽化しているため、新しい装置を導入したいと考えています。
更新するにあたり、将来的には大きく形状の異なるワークにも対応できるように、パーツフィーダの載せ替えが可能な仕組みにしたいので検討して欲しい。
名古屋精工からの提案
ボール型のパーツフィーダと直進型のパーツフィーダを組み合わせ、レール形状や段差の工夫により、段替えを必要とせずに複数のワークを送り、向きを一定にすることができるようにしました。
また、回転するワークの芯振れを防ぐためにコレットチャックを採用し、コレットアンチャック時にワークが確実に払い出されるよう、排出機構をチャック後方に配置しました。
弊社からの一言
私たちは、お客様の用途やニーズをしっかりとヒアリングし、最適な塗布機をご提案します。
塗布機をご検討中またはご使用中の塗布機でお困りの際はぜひ名古屋精工へご相談下さい。