専用機におけるチャックの滑りを溶射で解決

チャッキングしたワークが滑って困ったことはございませんか?

弊社ではワークをチャッキングして切断する際、ワークが滑りズレてしまう課題に対して、チャック面に溶射を施すことで滑りをなくし、課題を解決することができました。

溶射とは、熱エネルギー源を用いて、皮膜となる金属・合金・セラミックス・サーメットなどを溶融し基材表面に噴射することによって、機能皮膜を形成する表面改質技術です。

環境汚染物質を使用せず環境にやさしく、鉄鋼・非鉄金属・セラミックス・プラスチックス等広範囲な種類の基材に加工ができます。

耐摩耗性、電気伝導性、耐薬品性、耐腐食性、クリアランス制御、異物混入防止、遠赤効果、耐熱、断熱性、電気絶縁性、美観性、寸法復元、非粘着性、ノンスリップ性、熱伝導性などの用途に採用されています。

今回は滑り防止以外にも様々な用途に利用できる溶射という技術を紹介させていただきました。
皆様の参考になれば幸いです。