治具

止水バルブ・ゴム玉挿入機

止水バルブ・ゴム玉挿入機

装置の用途

一般的に止水バルブとは水道管などの途中に取付けて通路を開閉するもので水道の蛇口もその一種です

この装置をご依頼頂いたお客様は工場や公共施設、上下水道など様々な施設の配管の交換工事を不断水凍結工法という必要最低限の範囲で施工できる効率のよい工事方法でサポートされています。しかし、バルブがが効かなかったり漏水など流水条件下では凍結が出来ずこの工法が使えません。
そんな場面でこの装置を使用し交換する鋼管に穴をあけ、ゴム玉を挿入して押しつぶし一時的に水の流れを止めることで凍結工法の実施を可能にします。

装置概要


ユーザー様のYoutube

この装置はバルブ部とゴム玉挿入部で構成しています。
バルブ部は片側を配管に取付し反対側には穴をあける穿孔機やゴム玉挿入機が取り付きます。
中間にはゲートが設けて有り穿孔機からゴム玉挿入機へ交換する際にゲートを閉じて水を塞ぐことが出来ます。
ゴム玉挿入機はハンドルを回すことで先端に取り付けたゴム玉を下降させて鋼管にあけた穴へ挿入します。さらにハンドルを回しゴム玉を鋼管の中で押しつぶすことで鋼管との隙間を塞ぎ水の流れを止めます。

お客様の声
(課題と要望)

仮止水バルブは『割丁』『止水バルブ』『穿孔機』『ゴム玉挿入機』で構成されますが、配管口径が大きくなるにつれてこれらの機器も大型化し、総重量も増加する為、持ち運びや機器取り付けなどの作業性に課題が生じています。

そのため、軽量で大口径に対応した機器の製作を要望しました。また、大口径になると穿孔刃も大きくなり、穿孔機への取り付けにも課題が見つかりましたが、それも伝えたところ、即座に対応していただけました。止水ゴムの硬さやゴムの種類の選定も同時に進めていただきました。

弊社からの提案と技術的ポイント

  • 工事現場の状況や使用状況をヒアリングし小型軽量化を最優先に設計しました。
    試験を繰り返し、必要な箇所への補強や効果的なシール部品を使用することで重量増加を抑え高圧に耐える装置にしました。
  • 既存の類似機は、初期位置の全高が高くゴム玉の下降に連動して操作ハンドルの位置も降下する構造で操作性が悪く感じたので全高が変化しない構造に改良しました。

弊社からの一言

弊社は生産設備から治具等の設計製作まで、業種・業界に捉われず柔軟に対応しております。専用機のお困り事はお任せください。