箱詰めロボットを検討する際の注意点とメーカーの選定方法

同業者や業界の専門家から紹介を受ける方法があります。
展示会やセミナーに参加し、関連する企業や専門家とのネットワークを築くとよいでしょう。
特に、実際にそのロボットを使用している人から紹介を受けることで、実際の使用感やメリット・デメリットについて知ることができます。

1-2.ネットでの検索

インターネットを利用した情報収集も有用な手段です。
検索エンジン以外にも、YouTubeのような動画共有サイトで、製品のデモンストレーションやレビュー動画を閲覧する方法もあります。
業界専門の掲示板を利用して、実際に使用しているユーザーの意見や評価を参考にするのも良いでしょう。

2.箱詰めロボットメーカーの選び方

2-1.実績があること

メーカーの実績は、その製品の品質や信頼性を示す指標です。ホームページにて、事例紹介や導入実績が公開されているかどうか確認をしましょう。また、同業者や取引先からの評判を尋ねるのもひとつの手段です。

2-2.業界の知識を持っていること

業界特有の要求や、課題を理解しているメーカーを選ぶことが重要です。メーカーとの面談や打ち合わせで、業界に関する知識の深さを確認しましょう。または、そのメーカーが主催するセミナーに参加することで、提供される内容の質を確認できます。

2-3.提案ができること

製品を提供するだけでなく、顧客のニーズや課題に合わせて、カスタマイズの提案ができるメーカーを選びましょう。そのようなメーカーは長期的なパートナーシップを築く上で信頼できる存在といえます。

2-4.導入後もサポートしてもらえること

ロボット導入後、定期的な保守が必要となります。また、突発的なトラブルが発生する可能性はゼロではありません。その時に、迅速かつ的確なサポートが受けられるかどうかは、導入の成功を左右する要因です。サポート体制や保守の内容について詳しく確認することをおすすめします。

3.名古屋精工の強み

名古屋精工では、生産性を向上させる専用機の製造を得意としています。治具のような小型なものから多機能な大型専用機、ロボットを使った複雑な動作などにも対応可能です。お客様の課題に合わせて最適な専用機を設計・製造いたします。

3-1.経験豊富な製造ノウハウでお客様の課題を解決

名古屋精工は1957年に溶接板金工場として発足してから、多くの専用機を製造してきました。2000年以降は年間200件以上の製造実績があり、業種に捕らわれず柔軟に対応しています。工程の改善はもちろんのこと、手作業の自動化・作業性向上、安全性の向上、品質の安定化など、お客様の様々な課題を解決してきた実績があります。

3-2.小回りの利く体制で、急ぎの案件にも対応

現場を見て、お客様の声を直接聞くことで課題の本質が見えてきます。急ぎの案件でも状況に応じて訪問させていただきます。直接現場を見ることで、後々のトラブルをなくし、リードタイムの短縮につながるためです。小回りの利く体制が名古屋精工の強みといえます。

3-3.構想設計から製造、据え付け、メンテナンスまで一貫して対応

名古屋精工は構想設計、詳細設計、制御設計、製造、試運転調整、据え付け、サポートまで一貫して対応しています。そのため、一度納品した専用機の改造や追加設備との連携などもスムーズに行なえます。将来起こり得る変更や不具合などにも柔軟に対応しますので、安心してご依頼ください。

4.名古屋精工の導入事例

樹脂チューブ自動箱詰機

樹脂チューブを、箱の底にガゼット袋を敷いた上で、自動的に千鳥格子状に並べるように、箱詰します。

スカラーロボットを採用することで、チューブ径や箱寸法の違いにかかわらず、安定した動作で樹脂チューブの箱詰めを行うことができます。

また、スカラーロボットは、構造がシンプルでメンテナンスが容易なため、多様なサイズの樹脂チューブに対応する装置を低コストで構築することができます。

入り数は箱詰直前にセンサー・画像でワーク確認することで、正確に管理できます。
また、空箱供給・実箱排出も数箱分ストックします。

6.箱詰めロボットの導入の注意点

6-1.適切な適用範囲の設定

特に協働ロボットの場合、人とロボットが同じスペースで作業することを考慮しなければなりません。安全性を確保しながら、効率的に作業が行える範囲を設定する必要があります。

6-2.費用対効果の検討

ロボット導入の初期投資コストが、長期的に見て回収できるのか計算する必要があります。定期的なメンテナンスや、突発的な保守作業のコストについても考慮しましょう。

6-3.操作人員の確保

ロボット導入後、操作やメンテナンスを行うための人員の確保や、従業員への教育が必要です。

6-4.適切なロボット選定

具体的な作業内容や生産ラインの要件に応じて、ロボットを選定することが求められます。これにより、効率的かつ安全な作業の実現が期待できます。

6-5.スペースの確保

ロボットを設置するための十分なスペースを確保しましょう。また、動作範囲や安全確保のためのスペースを考慮した上で、設置場所を選定します。

6-6.入数の確認

箱詰めの際、商品の画像認識や重量測定を実施する場合、正確性や設定値の確認が必要です。

6-7.関係者とのコミュニケーション

ロボット導入を計画的に進めるためには、関係者とのコミュニケーションが重要です。また、適切なコミュニケーションを取ることで、現場からの提案や改善点も取り入れることができます。

7.名古屋精工にお任せください

名古屋精工では構想設計、詳細設計、制御設計、製造、試運転調整、据え付け、サポートまで一貫して対応しています。

これまでの豊富な実績を通して、お客様の課題に向き合い、ご要望にお応えします。

箱詰めロボットの製造なら、ぜひ名古屋精工にお任せください。